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1802年、作曲者32歳の時の作品。30歳で第1交響曲を世に問うた彼は、おそらく自分自身でも順風満帆な人生が目の前に広がっているのが見えたことだろう。しかし、直後の1802年、突然の耳の疾病が彼を襲う。音楽家、演奏家として致命的とも言えるこの病は、彼に遺書を書かせる。しかし、この作品は、そんな苦しみぬいた私生活の陰はみじんも感じさせず、あくまでも輝かしい未来を志向する。よく第1番、第2番は初期の交響曲としてひとくくりにされることがあるが、第1番に比べて、内容的に格段の進歩を遂げており、はるか後年の第九交響曲の萌芽をすでに各所に見ることができるという点で極めて注目すべき作品である。
第1楽章: 堂々としたニ長調の和音で序奏が開始される。この序奏部が非常に充実しており、長調、短調、そして転調を重ねながら聴くものを深い森の中に誘い込んでいくようだ。そして、突然、視界が開けるように明るい旋律で主部が始まる。 第2楽章: 初期のベートーヴェンでは、屈指の歌謡性をもった美しい楽章。旋律の線が、最初から最後まで一本の線で繋がり、一つの物語を聴いているような錯覚に陥る。実際、この楽章を元にした歌曲が後世、編曲されている。実は、筆者も高校時代、音楽の試験で、フルート一本でこの楽章を吹いた事が有る。 第3楽章: 非常に珍しい雰囲気をもった3拍子の楽章。ダダダ。という朴訥な音形と独特の諧謔味に溢れたまさしくベートーヴェンにしか書けない音楽である。 第4楽章: おどけたような主題の後、ヴァイオリンが軽快な旋律を奏でて音楽は始まり、途中で様々な仕掛けをくぐり抜けつつ曲は進み、最後はうなりを上げて突進した後、晴れやかな終結を迎える。
花巻で最初に訪れたのが、宮沢賢治記念館。資料は要領よくまとめられ、工夫も感じられる。南方熊楠と同じように、宮澤賢治もまた一つの分野に留まらない人であった。今の時代ほど、ジャンルの垣根が低かったのだろう。もう一つは、花巻という田舎に居ながら、世界に向けて情報を発信し続けた点も熊楠に似ている。
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東北へ自分の車で行った。片道1,000km、時間にして15時間、狂気の沙汰である。名神~北陸~磐越~東北の自動車道をひた走る。夕方出て朝到着。足や腰ががくがくである。まずは、花巻の宮澤賢治の足跡を訪ねる。写真は、記念館から見た花巻の風景。
![]() (読了メモ) ・ 東川篤哉 : もう誘拐なんてしない ・ 東野圭吾 : ガリレオの苦悩
レコード芸術5月号で、指揮者の沼尻さんがベートーヴェンの交響曲の版について述べている。
「ベーレンは、コンピューター浄書なので、なんかこう魂が抜けた感じで、スコアからオーラが立ち上ってくる気配が無い。」 確かに。ベーレンの譜面ずらは、編曲もののチェロの楽譜みたいで味気ない。練習してやるぞという気分になれない。 沼尻さんは、こう続ける。 「スラーやスタッカートが一つ、二つ間違っていたとして何だというのでしょう。それだけのことで音楽の本質が違ってくるわけがない。」 これも我が意を得たりという言葉である。勿論、作曲家のオリジナルに迫る作業はそれはそれで不断の努力を続けなければならないが、それと音楽に生命を与えることとは別次元の話。演奏家はあくまでも演奏そのもので勝負すべきものだと私も思う。 ただ、沼尻さんのあのださいシャツだけはいただけなかったが。。(^_^;)
確か、彼女の最後のオリジナルアルバムに入ってた作品。
多分、楽曲を提供する作曲家陣が私の趣味ではなかった(筒美京平が居ない!)ので、私はあまり好きではなかったが、最後にいい曲を歌ってくれた。来生たかおの作曲。しっとりとした、まるでフランス歌曲のようなテストで、後朝の別れを歌う。芸能生活の艱難辛苦を経てたどり着いた諦観(達観)のようなものさえ感じる。まだ、聴かれたことのない方は、是非! (読了メモ) ・ 本多孝好 : WILL
大阪交響楽団第71回名曲コンサート
■シベリウス:交響詩《フィンランディア》 ■グリーグ:ピアノ協奏曲 ■シベリウス:交響曲第1番 青柳 晋(ピアノ) 川瀬 賢太郎 ~ 大阪交響楽団 (2012年4月15日 知り合いの方より都合で行けなくなったからと譲って頂いた。 来場者は、いつもより平均年齢が高く見える。名曲コンサートなのだからか。。。 グリーグのピアノ協奏曲。大昔に、母校の大学オケが演奏したのを聴いたきり。きちんとした(失礼!)形で聴くのは実は初めて。 シンフォニーホールのピアノは、どうもキンキン響いて私の好みではない。ピアノは、もっと残業の無いホールの方がいいかもしれない。 シベリウスは、これも以前、奈良の文化会館で大阪フィルの演奏で聴いた記憶がある。が、2階席の後ろの方だったので、ディーテイルがよく判らなかったが、今回、いい席で聞けたので大変参考になった。この作品、大学4年生の最後の演奏会で弾いた曲なので、思い出も多い。 シベリウスは、アマオケには難しい作曲家だと思う。譜割りというか、小節の感覚が大きすぎて、捉えにくいのと、やたら出てくるオスティナートが自分の居る場所を見失わせるというのかとにかく、難しい。 第1楽章の主題提示の直前のチェロのクロマティックっぽい下降音階で信じられないものを見た。トップサイドのチェロ奏者が、殆ど、グリッサンドで弾いているのだ。あれは、確かにグリッサンドだった。 指一本でずらしていたもの。 コンマス席は、名曲コンサートなので、いつもの森下さんじゃなく知らない女性が座っていた。
ここに前にも書いたかもしれない。
何かの本で読んだフレーズ、「作曲家というのは、自分が気になっている事を一生繰り返し書いていくものだ。」と。 フランツ・シュミットの交響曲第1番を聴いていて改めてそう思った。 正直、面白い曲ではない。ただ、後年の第3交響曲や第4交響曲に出てくるフレーズや音型の原形となる要素がすでに多発している。それほど有名でない作曲家であるシュミットからしてそうなのだ。第3や第4は、そうしたフレーズを更に洗練させたものでしかないということなのか。。。ただ、言えるのは、シュミットもそうしたまぎれもない「本物の作曲家」という事なのだろう。 今、練習しているベートーヴェンの交響曲第2番にしても、のちの第九の萌芽が既に現れていると指揮者の先生から指摘されている。
カルピスのCMに母校&後輩達が出てます。下記のサイトで見てやって下さい。
http://www.calpissoda.jp/cs/movie/ どういういきさつでそうなったかは知らないが、まあ、有名になるのはいい事だと思う。 ・・・・・・・・・・・・・・・ ヴェルディの聖歌四編を聴く。ヴェルディは、レクイエムといい、この作品といい、正直よく判らない作品、難しいのか、内容が深いのか、はたまたつまらないのか。。。いずれにしても、とっつきにくい。オペラだってそう。椿姫以外は、どうも。。。まあ、シモン・ボッカネグラは、なんとか聴けるが。 (読了メモ) ・ 大島真寿美 : ふじこさん
今日は、会社を休んで眼科へ。以前から家人にも行けと勧められていた緑内障の検査。受付から診察終了まで約4時間かかってしまったが、結果は幸いにして問題無し。有り難い。
ただ、瞳孔を開く目薬を点された為、夜まで目が霞んで本もPC作業も何もできなかった。おまけに、私の住むマンションの大規模修繕工事の時期と重なって、断続的なドリル音がするため昼寝もできずちょっと疲れた一日。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ここ数日、水泳の五輪代表決定戦が行われている。みんなが見ている前で代表が決まっていくのは、痛快というか公平な感じがして良い。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大阪の教師の君が代問題が話題になっているが、私に言わせれば、歌わないことや起立しないことで自分の主義主張を表現するなんて、そんな子供じみた事は辞めたら?と言いたい。ショスタコーヴィチを見習ったらどうかと思う。あ、そんな人知らないか。。 アシュケナージは、指揮者としても結構いけてるんじゃないかと思ってる。彼の振った演奏には、失望させられた事が無い。バレンボイムは、むらがありすぎるし、少なくとも、エッシェンバッハよりは見通しのよい音楽を作ると思う。最近聞いたマーラーの3番は、ライヴにも拘らず非常に見通しのよい音楽を聴かせていたと思う。比較するのは失礼だが同じオケを振ったケント・ナガノ盤と比べるとこちらの演奏の方がよほど優れた演奏、ライブなのに。 ![]() (読了メモ) ・ 湊かなえ : 少女
駅につくと、隣の駅からのリモート放送。強風で電車が止まってるので、バスの振替輸送をやってます。との事。
とぼとぼと強風の中をバス停まで歩く。5分くらいでバスが来た。運転手さんに、「振替輸送」の確認をして乗り込む。定期券を見せたら無料で乗せてくれる。バスの方が家には近い。バスは、暖かいが本が読めないのが辛いところ。まあ、お蔭でいつもの時間に帰宅できた。 (読了メモ) ・東川篤哉 : 中途半端な密室 この方、大学の後輩らしい。大学の同窓生ではあまり有名人は居ないのだが。。むしろ、高校の方が、有名人は多い。えてしてそういうものかも。
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